
暖かくなり春の兆しが見えるも、まだまだ寒い3月。
しかし、朝夕の寒暖差や、1日単位の気温差、気圧差等の、いわゆる「季節の変わり目」の変化で体調を崩す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、春は気候の変化だけではなく、卒業・入学・就職・転職・引っ越しなど生活環境が変わることも多く心身共に不調を感じやすい時期かもしれません。
ここで、少し考え方を変えると「生活環境が変わるのを機に生活習慣を見直す」よい機会となるでしょうか。
一般的に生活習慣の基本は、「食事・運動・睡眠」といわれています。また、日常生活の中で、バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な休養は生活習慣病予防においても重要です。ぜひ、生活習慣を見直して、新しいスタートを切りましょう。
生活習慣の基本事項3点
- 栄養・食生活
主食(ごはん・パン・麺類等) 主菜(魚・肉・卵・大豆製品等) 副菜(野菜など)を組み合わせ、
「バランスの良い食事をとりましょう」
主食→炭水化物:エネルギーの元になるもの
主菜→たんぱく質・脂質:筋肉やホルモン等、体をつくる材料になる
副菜→ビタミン・ミネラル・食物繊維:体の調子を整える
野菜は1日350ℊを目指しましょう。(目安:生野菜で両手山盛り、ゆで野菜で片手山盛り)
- 運動
「今よりも少しでも多く身体を動かす」
個人差を踏まえ、強度や量を調整し、可能なものから取り組む
成人であれば、身体活動を1日60分以上(1日約8000歩以上)、運動として筋肉トレーニングを週2~3など
- 睡眠
「適正な睡眠時間を確保・睡眠休養感を高める」
個人差を踏まえつつ、日常的に質・量ともに十分な睡眠を確保し、心身の健康を保つ
- 成人では6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保しましょう
- 生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して、睡眠休養感を高めましょう
- 睡眠の不調・睡眠休養感の低下がある場合は、生活習慣等の改善を図る事が重要ですが、病気が潜んでいる可能性にも留意しましょう
全てを一度に見直すのはハードルが高いと思われる方も多いと思います。
まずはできる事から始めてみるのもお勧めです。
例えば「昼食に1品サラダを足そう」「天気の良い日は1駅歩いてみよう」「いつもより30分早くベッドに入ろう」etc……
新しい生活リズムを作る際に、生活習慣を見直して、健康で心豊かな毎日を実現しましょう。
【参照・参考文献】
健康日本21(第三次)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21_00006.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001158810.pdf
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
健康づくりのための睡眠ガイド2023
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html