
特別養護老人ホーム ガーデンハウス今伊勢 様
https://teitokukai.jp/| 業態 | 特別養護老人ホーム |
|---|---|
| 法人名 | 社会福祉法人貞徳会 |
| 定員 | 100名 |
| 導入時期 | 2023年 4月 |
| 取材 | 管理栄養士 櫻間めぐみ 様 施設長 榊原瑞恵 様 |

目次
【施設情報】
創立1962年の長い歴史を誇る社会福祉法人貞徳会。ノーマライゼーションを運営理念とし、ご利用者をはじめ職員、地域社会が共に生きる施設づくりをめざしている。介護ロボットや見守りシステムの導入といったいち早いICTの活用、明確な評価制度によるキャリアパス、活発な情報発信などで介護業界そのものの魅力向上に寄与している。
左から管理栄養士の櫻間めぐみ様、施設長の榊原瑞恵様
クックデリの完調品は開設と同時に導入いただきました。
―厨房職員を配置しない食事提供体制をつくる―
榊原様)当施設の新規開設にあたり、構想の一つにしていたのが厨房職員を配置せず、完調品を活用した食事提供を行うことでした。人材不足や物価高、委託費の高騰はもう避けられない現状ですから、それならば思い切って新しい特養をつくってみようとの判断でした。
すでに法人内のグループホームでクックデリの完調品を導入しており、その味や使い勝手の良さはわかっていました。一応、他社メーカーのものも比較してみたのですが、案の定、味の良さが勝っていたことからそのまま利用を決めました。
提供オペレーションはどのように構築しましたか?
―スチーマーの導入と食形態の統一を徹底―
榊原様)2名の管理栄養士が栄養管理や食事指導の本来業務を担い、各ユニットに配置している介護補助さんたちが実際の準備を行っています。ご利用者20名に対して3、4人を配置し、職員食含めて1日約330食を提供できています。
運用を可能にしているポイントの一つは、2ユニットに1台設置している「スチーマー」の活用です。コンビニエンスストアで肉まんなどを保温しているあの機器ですが、冷凍の完調品を袋ごと温める役割を果たしています。効率的ですし、湯せんと違って火を使わないため火傷のリスクがなく職員にとってもご利用者にとっても安全です。また、おやつの蒸しパンなんかを温めるのに使っても、フカフカに仕上がってご利用者によろこばれています。リヒート機器よりコストが抑えられますし、おススメです。
櫻間様)あとは介護スタッフ間での食事形態の統一は徹底しました。経験値の差もあれば外国人職員もいますから、勉強会を開催してキザミの大きさやトロミの付け方などを体得してもらい、食べやすく安全性の高い食事提供を実現しています。毎日のミールラウンドを通じてご利用者の様子も観察し、その都度調整を重ねています。
各ユニットの食事はコンテナで分けている
クックデリ完調品を温めるスチーマー
ご利用者の評判はいかがですか?
―安定した味と食感、家庭的な食事風景が日常に―
櫻間様)クックデリの完調品は、味がしっかりしているためよろこばれています。魚はまったく生臭さがないですし、ハンバーグのような洋食も人気です。親子丼も好まれていて、まるで飲み物のように(笑)あっという間に完食する方が多く、喫食率はとても高いです。味や食感が安定していて、品質が保たれているのは安心ですね。
榊原様)これまで特養の調理現場は、委託まかせでブラックボックス化してしまいがちな側面がありましたが、いつも身の回りの世話をしてくれる職員が調理している姿が見えるのは家庭の風景そのもので、ご利用者にとっての安心感につながっているのではないでしょうか。食事を準備する良いにおいも五感の刺激になっていると思います。
魚料理をカットする介護補助ご担当者
施設ではどのようなことに注力していますか?
―農園での野菜づくりや積極的な情報発信―
櫻間様)食事でいえば、敷地内のミニ農園でイチゴや夏野菜を作っているのですが、ご利用者と一緒に収穫して味噌汁の具や付け合わせとして使用しています。さつまいもが採れたときは「鬼まんじゅう」を作って大好評でした。
ブログで情報も発信しているのですが、以前、法人のブログコンテストで入賞したこともあります。
榊原様)法人としても、YouTubeを中心とした情報発信には積極的に取り組んでいます。本部長自ら広告塔を務め、施設の様子をはじめ事業計画の中身から処遇改善のことまで、あらゆるコンテンツを配信しています。これを視聴して求人に応募してくれた方もいますし、職員による紹介も多いため、現在は派遣会社や紹介会社を使わなくとも人材確保ができています。その後の定着も見据え、数日間の体験入職を経て互いの相性を見極める仕組みも功を奏しています。

うれしそうにカブを収穫するご利用者
ありがとうございました。


