
クックデリがゲスト出演させていただきました、FM軽井沢 ラジオ大学社会福祉学。
今回、栄養学をテーマにした新コーナーの第一回収録が、FM軽井沢で行われました!
記念すべき初回のゲストとして、まさにこのテーマにふさわしい
神奈川県立保健福祉大学名誉学長であり、公益社団法人日本栄養士会 代表理事・会長を務められている中村丁次先生とご一緒に出演させていただきました。
先生ご自身のこれまでの歩みや、これからの栄養のあり方について、じっくりとお話を伺いました。
当初は医師を志していたという中村先生が、なぜ管理栄養士の道へ進まれたのか──。
その背景には、「病気の本質は生活にある」という強い想いがありました。
外来の一角に自ら栄養相談室を設け、さまざまな患者と向き合う中で、
中村先生が感じたのは、病気を治すだけでなく、生活習慣そのものを見直すことの大切さでした。
さらに、「ホモサピエンスが生き残ってきたのは“雑食”だから」というスケールの大きなお話もとても印象的で、人類の進化や大陸の歴史を軸に、“栄養”の本質をひも解く興味深い視点に引き込まれました。
最後には、これからの管理栄養士に求められる「他職種との連携」や、教育のあり方についても話が及び、医療や介護の現場でのチームとしてのあり方について深く考える機会となりました。
栄養学が、私たちの“いのち”と“くらし”に深く結びついていることを再認識できる貴重なひとときでした。
放送の様子は、全国どこでもこちらからお聞きいただけます。
https://www.karuizawaradio.university/blog.html
今後の放送や続編にも、ぜひご期待ください✨
中村 丁次先生
神奈川県立保健福祉大学 名誉学長
公益社団法人日本栄養士会 代表理事・会長
管理栄養士、医学博士
国際栄養士連盟(ICDA) 常任理事(Board of Directors)
アジア栄養士連盟(AFDA) 副会長
日本の栄養行政や健康政策に深く関与しており、「栄養ケア・マネジメント」や「地域包括ケアシステム」など、地域医療における栄養士の役割を推進されてこられました。テレビや新聞、講演でもご活躍されています。
ご著書
『小説みたいに楽しく読める栄養学講義』(羊土社)
『栄養の基本がわかる図解事典』(成美堂出版)
『ニュートン超図解新書 最強に面白い 食と栄養』(ニュートンプレス)
『楽しくわかる栄養学』(羊土社) ほか