
介護老人保健施設 恵み野ケアサポート 様
https://www.megumino.or.jp/cs/| 業態 | 介護老人保健施設 |
|---|---|
| 法人名 | 社会医療法人北晨会 |
| 定員 | 100名 |
| 導入時期 | 2025年 11月 |
| 取材 | 管理栄養士 森里奈 様 言語聴覚士 山﨑竜也 様 |

目次
【施設情報】
併設する恵み野病院を母体とする超強化型の介護老人保健施設。
「やさしさと温もりのある医療・介護の実践」を理念に、在宅復帰・在宅生活・リハビリテーションの3つの支援に力を注ぐ。昨今は病院との連携を強化し、重度の方の受け入れも拡充。管理栄養士と言語聴覚士など、職種を超えたチームケアでご利用者の生活を支えている。
左から管理栄養士の森里奈様、言語聴覚士の山﨑竜也様
クックデリ導入前に抱えていた食事の課題を教えてください。
―誤嚥性肺炎の発症やコスト高―
山﨑様)それまで使っていたソフト食は、さまざまな課題がありました。ひとつはコストの問題です。ソフト食は単品購入をしていたのですが、一個当たりの価格が高かったため、対象のご利用者には通常の食費のプラスアルファの料金をいただいていた状況でした。そのため嚥下機能が低下していたとしても、ソフト食を提供できるのは継続的に料金を支払えるご利用者に限っていました。
2つ目は、献立組みしたときのバランス調整の難しさです。できる限りコストを抑える観点からソフト食は主菜しか導入していなかったのですが、ほかの副菜はキザミ、お粥はミキサーなど、食形態はバラバラ…。しかもキザミは誤嚥リスクが高いうえミキサーは加水することで過剰な量になってしまい、ご利用者にとって負担となっていました。でもほかに選択肢が見つけられず、長く課題になっていたのです。
このような食事環境の不十分さも一因となり、誤嚥性肺炎を起こして入院する方もいるなど、施設としても問題視していました。
クックデリのソフト食をどう評価しましたか。
―高栄養で性状が均一、かつリーズナブル―
山﨑様)メニューはバラエティに富んでいるけれど、いずれも性状が均一でしっかり栄養価がとれる設計になっている点に衝撃を受けました。毎日・毎食献立が決まっているため、その都度献立組みを考える必要もありません。そして懸念だったコスト面についても、リーズナブルで通常の食費内で済むことがわかったため導入しない手はありませんでした。
森様)試食会もとても印象的でした。おいしそうな盛り付けに工夫されていたり、旬の飾りつけがあしらわれていて、歓声が上がっていましたね。あえて私たちだけでなく事務長や看護師、支援相談員など多職種もたくさん呼んで食べてもらったのは、やはり導入になって食事介助をすることになった場合、自信を持って提供してほしいという思いがあるからです。「おいしくて1食300円なら、私たちも食べたいよね」という職員もいたほどです(笑)
どのような成果がありましたか?
―肺炎リスクの軽減と看取り支援に寄与―
山﨑様)何の料理かもわからず、ミキサー食をただ流し込んでいるような状態だった方がソフト食を食べられるようになったのは大きな成果でした。いつ肺炎が起こるかわからないような嚥下状態にある方にとってはミキサーもキザミもリスクがありましたから、安心して提供できるようになって肺炎件数は減少しました。嚥下が難しく、以前だったら経管栄養への移行を検討せざるを得ないようなご利用者にも、ソフト食は向いていると思います。看取り段階も同様ですね。
一方、看取り期に点滴適用になったことで肺炎症状が落ち着き、嚥下機能が回復するケースもあります。そのような方にもソフトから経口摂取を再開するのは有効だと考えています。
森様)看取り時期は、「できるなら最期まで口から食べてほしい」という願いを持ったご家族もいらっしゃるため、ソフト食があるのは助かりますね。
老健の使命である在宅復帰において役立つことはありますか。
―急なニーズへの対応がかない受け入れ幅が拡充―
山﨑様)当施設は超強化型のため、入退所は頻繁にあります。看取り前提のような重度者でもソフト食の形態があることで受け入れの幅が広がったメリットもありますし、急な受け入れ時にも冷凍庫に在庫があるため、すぐに提供が可能です。もちろん急激に嚥下機能が落ちる方もいますから、そういうときにも臨機応変に対応できます。
ご利用者や職員の方の反応はいかがですか。
―食事時間短縮でラクにおいしく―
森様)認知機能が低下しているご利用者が多いため、直接感想は聞くことは難しいですが、皆さん残さず食べています。営業さんに教えてもらったように、ソフト食のちょっと濃いめのソースをお粥にもかけることで、もりもり食べられるようになったご利用者もいます。
山﨑様)食事時間は、長ければ長いほどご利用者も介助者にとっても負担になりますから、それが短縮できたのも良かったです。ミキサー食だと口が開きにくい方はこぼれてしまったり、キザミもバラバラとした形状のため口腔ケアのときに口の中に残ってしまっていることが多くありました。それがなくなり食事介助の面でもラクになりました。
導入を考えている施設にメッセージをお願いします。
―より適切な食事提供につながる―
山﨑様)食事満足度の向上は常に意識しているのですが、クックデリのソフト食の導入によって、より適切な食事提供を実現できました。使い勝手もよいため、おすすめしたいですね。
ありがとうございました。


