
季節が急速に進み、朝晩冷え込んできました。
みなさん、体調を崩していませんか?栄養・休息をとって、元気にお過ごしください。
さて、本日は9月に行いましたセミナー【第1回管理栄養士・栄養士の集い】についてご紹介します。
管理栄養士・栄養士は在籍が「1名」という施設も多く、「相談相手がいない」「これって正しいの?」など、職種ならではの相談や意見交換ができない…というお悩みをお伺いすることがあります。
そこで、クックデリの商品をご使用いただいている施設の方々を中心に、「管理栄養士・栄養士の交流の場」を作ろう!というコンセプトの下に今回の企画がスタートしました。
そして、いつ起こるかわからない災害への備え、業務継続計画(BCP)の義務化もあり防災対策に頭を悩まされているのではないか?という事で今回の副題~備えあれば憂いなし、秋の防災対策編~を設定しました。
特別講師として、京都府栄養士会 理事・日本栄養士会災害支援チーム(JDA⁻DAT)リーダーであり、京都栄養医療専門学校で教鞭をとられている、石伏穣先生をお迎えしました。
先生は実際の被災地で活動をされており、災害発生時の実際の状況をお話してくださいました。また、今後高い確率で発生すると言われている災害に対して、より実践的な給食施設・家庭での備えについてお話いただきました。
予測されているとは言え、日常生活において、備蓄食などの備えは後回しになってしまいがちです。
改めて「備えあれば憂いなし」を考えた時間となりました。
講義の後は、鍋とカセットコンロがあれば調理可能な、「パッククッキング」を実習形式で行いました。
内容は「ごはん・だし巻き卵・豚汁・南瓜のあんかけ」でした。一食ごとに切った食材を耐熱性のナイロン袋に入れ、口を縛りお湯に入れるだけという手軽な調理法。本当にできるのか?と思いながら、待つこと約30分。
実際試食すると、クオリティの高さに皆さん驚かれていました。災害時に温かい物を提供できると嬉しいですね。という意見も上がっていました。 大学で食物栄養を学んだ後、フードサービス会社に入社。委託給食事業の管理栄養士として約20年間食事提供に尽力。
そして、試食をしながらグループ内では、様々な意見交換がされていました。
内容は備蓄食の置き場や管理方法などの災害対策だけでなく、日常の業務の事まで多種多様でした。
お話は盛り上がり、予定時間をオーバーして続く事となりました。
同じ専門職同士意見交換で、「あるある!」「そうそう‼」と言いながら、横の繋がりを広げていただく…まさに思い描いた事が目の前で起きていたように感じました。
今後も、クックデリ認定栄養ケア・ステーションでは「繋がり」を大切に活動を続けていきます。
次回の「管理栄養士・栄養士の集い」もお楽しみに👋
クックデリ認定栄養ケア・ステーションの過去の活動やコラムはこちら🌸
【監修者】今森 貴子
クックデリ株式会社 商品開発部 献立企画課
その他、老人保健施設や特別養護老人ホームの施設側管理栄養士としても約4年間勤務。
現在は、その豊富な現場経験を活かし、献立企画課にて、利用者様の満足と栄養バランスを両立させたメニュー開発に取り組んでいます。【保有資格】



